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つくり手は、佐賀県佐賀市の生産者グループの島内啓次さんと仲間達の皆さん。そこでつくられる海苔は、本来の味・色合いが評判です。「とにかく良い海苔をつくりたい」とさまざまな工夫を重ねて海苔づくりに取り組んでいる海苔師さん達が大切にしていることは、「自然に沿った海苔づくり」。足繁く海に出て海苔の様子を観察し、海や海苔の変化に合わせて日々細やかな調整を行いながら、我が子を育てるように愛情をもって育てています。
 手間ひまを惜しまず、愛情たっぷりに育てられた逸品をどうぞご賞味ください。


【養殖海苔の酸処理問題】
 養殖海苔は、農薬や食品添加物などの心配のいらない安全な食べものだ、と思っている人が多いようです。しかし、海苔の病気を防ぐために使う酸処理剤の問題があります。
 海苔の養殖は、一般的に支柱式で行っています。支柱式は満潮時と干潮時の間の水位に網をはります。満潮時には網は水面下の海水につかっており、海水の栄養分で海苔が育ちます。干潮時には網が水面上に上がり太陽の光と風で、病原体が取り除かれ病気にかかりにくくなります。このように干潮時に網が露出することを干出(かんしゅつ)といいます。干出で太陽の恵みをいっぱい浴びた海苔はやわらかく、味や香りがよくなります。
 天然の岩海苔は自然に干出する波打ち際に生息しています。海の底には決して生息していません。海水に浸かったり、太陽の光や風を受けながら海苔はゆっくり育ってゆくのです。
 ところが、コンビニなどでおにぎりや海苔弁当が盛んに売れ出した頃、海苔の需要が多くなりました。そこで早くたくさん海苔をとるために網を干潮時よりも下にし、満潮時も干潮時も水面下に網があるようにして、24時間海水に浸かるようにしました。これが支柱式の非干出です。また浮きの間に網をはる浮流式も非干出です。
 非干出にすると、海苔の発育は早くなりますが、病原体が増殖し病気にかかりやすくなります。それを防ぐため酸処理剤で病原体を駆除します。酸処理をすると海苔は硬くなり、味や香りは落ちることがあります。
 海苔養殖業の関係者によれば「酸処理剤にはクエン酸やリンゴ酸などの有機酸と塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸がある。水産庁では無機酸の使用を禁止しているが、無機酸は有機酸より値段が安く、殺菌力も強いため無機酸を使っている業者もいる」と言っていいます。
 酸処理は海苔網を酸処理剤の入った箱舟に浸します。その酸処理剤は使用後陸地に持ち帰り、中和剤で中和し下水に流すことが義務づけられています。しかし、残った酸処理剤を海に投棄してしまう生産者も少なくないようです。アルカリ性である海水中に酸処理剤を捨てれば海の環境を破壊し、魚貝類に悪影響を及ぼすでしょう。また酸処理をした海苔が人体に与える影響はよくわかっていません。酸処理剤は海の農薬のようなものです。
 このような現状を知ると、酸処理を行っている生産者だけに問題があるかのようです。しかし、魚連や入札業者や販売メーカーにも問題があります。魚連は色・艶・てり・重さなどを重視して等級を決めています。味や香りは軽視し、酸処理の有無に関してはほとんど考慮していません。入札業者もこのような規準で判断された等級をもとに価格を決め、メーカーが買っています。
 そのため生産者は酸処理をしてでも生産量を増やそうとします。しかし、酸処理をしている生産者も本当は酸処理などしたくないと思っている人も多いのです。  (三好基晴先生 著書より)

有明海の島内さんの養殖海苔は、日本でも数少ない酸処理をしていない海苔です
  • 有明海の島内さんの海苔 【無産処理】 佐賀初摘 海苔 10枚入り 1P

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800円(内税)

定価 800円(内税)

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